P1-project

P1-project

P1-project

P1-project

 洞爺湖マラソン

 6度目のマラソンでついにサブフォーの仲間入り!

 とにかく4時間を切りたくて、昨年の夏過ぎぐらいから、それなりに走り込んだ。昨年のとくみくじマラソンは最悪の体調だし、坂道が多い難コース。4月に走った掛川マラソンは体調は万全だったが、これまた坂道が多い難コース。

 掛川マラソンの後は、シューズも新調し、それなりに走り込みもした。今回は満を持しての記録を意識した挑戦である。

 昨今のマラソンブームのおかげで、東京近郊の大会に出場するのは非常に難しい。東京マラソンのように人気があるものは抽選だし、抽選がないものは早いもの順なので応募受付後数時間でエントリーが締め切られるのが普通。さすがに洞爺湖マラソンともなるとエントリーにも余裕があるが、それでもフルマラソンだけでも参加者は3千人近くいる。

 場所が場所だけに地元でもない限り、宿泊必須のレースである。せっかくなので、2泊3日で行くことにしたが、ホテルは直前に予約したため、空きが非常に少ない。洞爺湖レークサイドテラスをなんとかおさえることができたが、最上階のいい部屋しか空いてなかった。まあ、料金は高いけど、眺めはいい。

 レース前日の土曜日にチェックイン。天気がよく部屋から洞爺湖だけでなく羊蹄山もよく見える。洞爺湖を見下ろすように山の上にそびえる建物は、サミットも開かれたウィンザーホテル。夜は花火で盛り上げてくれる。ちなみに、この花火はマラソンのためというわけではなく、数カ月間毎日続き、それなりに見ごたえがあるものである。

 レース当日は朝5時に起床。天気が昨日以上にいい。写真を見て欲しい。大島だけでなく、羊蹄山や雲までが洞爺湖にくっきりと映っている。地元の人も、これだけ天気がいいのは珍しい、と言っていたほど。


 天気がいいのはいいことだが、マラソンにとってはちょっと気温が高い。まあ、贅沢を言ってもしかたない。妻からは、

「今日のマラソンで4時間切らなかったら、レース後にビールを飲めないと思え」

という温かい言葉をかけてもらい、いざ、スタートへ。

---------------------------------------------------------
スタート〜5Km 27分49秒
---------------------------------------------------------

 この写真はスタート前のものであるが、見ての通り、道路が狭い。湖畔沿いの遊歩道なので狭いのは仕方ないとしても、写真では分かりにくいが小さい石が埋め込まれていて、でこぼこの道路なのだ。これは走りにくい。ずっとこのような道ではないが、数キロはこの状態。

 スタートは3時間以内、4時間以内、それ以上に分かれて並ぶが、そもそも道路が狭いのだから人があふれる。スタートしても、まったく進まない。まるで東京マラソンと同じ。3分近く経過してやっとスタート地点。最初の数キロは人をかき分けての走りとなる。当然、タイムも悪い。

---------------------------------------------------------
5Km〜10Km 26分21秒
---------------------------------------------------------

 まだ人が多いし、湖畔沿いのでこぼこした道路は走りにくい。普通の道路に出てからは、多少は人もばらけて走りやすくなる。10キロ手前で食糧を補給。今回はゼリー状の飲み物を4本用意。ウエストポーチに入れていたが、それはそれで結構重い。1本飲むと腰回りがずいぶんとかるくなった。

---------------------------------------------------------
10Km〜15Km 26分19秒
---------------------------------------------------------

 途中で坂道があったが、ペースも落ちず順調に走り続ける。天気がよくて暑い。長袖でなく半袖にすればよかった。

---------------------------------------------------------
15Km〜20Km 26分26秒
---------------------------------------------------------

 ペースもほぼ一定で順調。20キロ手前で2本目の食糧補給。また、腰回りが軽くなる。

---------------------------------------------------------
20Km〜25Km 26分01秒
---------------------------------------------------------

 ハーフの通過時間は1時間52分40秒(ネット)。

---------------------------------------------------------
25Km〜30Km 26分19秒
---------------------------------------------------------

 ペースも落ちない。もう、4時間切りは間違いない、いや、それどころか3時間40分ぐらいで走れるのでは、とさえ思えた。30キロ手前で3本目の食糧を補給。ゼリー状の食糧はそれほど美味しいものではない。10キロ、20キロでの補給時はまずいと思いながら飲んでいるのだが、30キロともなると、ちょっとは美味しく思える。それほどカロリーを消費しているということである。

---------------------------------------------------------
30Km〜35Km 29分32秒
---------------------------------------------------------

 1キロを5分10〜20秒ぐらいで走ってきたが、30〜31キロが5分20秒、31〜32キロが5分30秒に落ちた。さすがにきつくなってきたが、これ以上ペースを落とさないように、と思いながら走る。

 33キロ過ぎ。アクシデント発生。

 左足のもものうらが急に痙攣。痛みもある。前兆はまったくなく急な痙攣。

 思わず「イテテテ・・・」と叫びながら、びっこをひいて道路脇に避難。ストレッチをして何歩か歩いて走り出す。ゆっくりとなら走れそうだ。

 しばらくすると、今度は右足のふとももうらが急に痙攣。痛くて走れる状態ではない。再度、ストレッチしてちょっと歩いて様子を見る。歩きながら、最後の食糧補給。美味い。3時間も走り続けているのでお腹が空いて当然である。食糧補給が終わってまたゆっくりと走り始める。

 ゆっくりと走っても4時間は切れる。あとは足がもってくれるかどうか・・・

---------------------------------------------------------
35Km〜40Km 30分41秒
---------------------------------------------------------

 スピードをほんの少し上げると、もものうらがピクピクするので、とにかくペースを抑えて走る。抜かれるのが残念だが、目標のサブフォーが優先。

---------------------------------------------------------
40Km〜42.195Km 13分32秒
---------------------------------------------------------

 40キロを過ぎたところで、歩いてでも4時間を切れることを確信。ただ、足は爆弾を抱えているような状態。とにかくスピードを抑えて走る。ゴール前になっても決してスピードを上げない。ゴール100メートル前には妻も待ち構えて声援してくれる。かっこよくラストスパートしたいところだが、自嘲。

 ついにゴール。3時間53分0秒。グロスでも3時間55分42秒。

 足が痙攣したときは、ストレッチのために止まってちょっとだけ歩いたが、歩いた距離も数10メートル程度だと思う。これは想定外として、完全完走&4時間切りをついに達成である。

 練習量は言うまでもないが、給水のとき止まらずに飲みながら走り(こぼれるけど気にしない)ペースを変えなかったこと、食料を持って定期的にカロリー補給したことが、いい記録に繋がったと思う。

---------------------------------------------------------

 レース後は温泉。洗い場に並ぶほど混んでいる。夜は、周辺のお店に入ったが、店員の態度が悪くてすぐに退散。ホテルで食べることに。ホテルのバイキングは、前日はレースに出る人で混雑していたが、この日は中国人がたくさん。ホテルの商魂のたくましさを感じる。

 レース翌日は、前日までの天気が嘘のような濃霧。ホテルから洞爺湖は数十メートルしか離れていないのに、どこに湖があるかも見えないぐらい。テレビを付ければ、各地での金環日食のニュースが続くが、洞爺湖は全く関係なし。金環日食用の専用メガネを持ってきたのに、腹が立ってくるほど天気が悪い。

 濃霧で観光もできないので朝飯を食って、早めに千歳空港へ。空港内の居酒屋で改めて宴会。平日の昼間から飲むビールは格別に上手い。

 いろいろあったけど、走るためだけに洞爺湖まで行って、目標どおりの結果が出て満足。ちなみに妻は10キロの部に出場。52分21秒(ネット、公式記録は52分42秒)の好記録。次は、二人でどこかのハーフに出場する予定。

以下は、洞爺湖マラソンの記録(ネット)。
公式記録は下記のものに2分42秒を足したもの。

総合順位  1,200位/2,822人

種目別順位 445位/885人

地点名
Point
スプリット
Split
ラップ
Lap
5km 00:27:49  
10km 00:54:10 0:26:21
15km 01:20:29 0:26:19
20km 01:46:55 0:26:26
25km 02:12:56 0:26:01
30km 02:39:15 0:26:19
35km 03:08:47 0:29:19
40km 03:39:28 0:30:41
Finish 03:53:00 0:13:32
「喜怒哀楽」トップに戻る