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2019年8月17日 朝日楽友会「えすぷれし〜ぼ」第17回コンサート
浜離宮朝日ホール

ブルグミューラー/「すなおな心」「アラベスク」「無邪気」「タランテラ」
ブラームス/チェロソナタ 第1番ホ短調 Op.38 第1楽章

  •  ブラームスのチェロソナタ1番は、有名な曲である。でも暗い(笑)。

     初めて聴いたときは、低音がうごめいているだけで、何をやろうとしているのか、曲の理解が全くできなかった。なんども聞いて、弾くうちに、美しいメロディがあることが分かった。しかし、その美しいメロディを自分で奏でるのは本当に難しい。展開部はテクニック的にも難しい。かなり弾きこんだつもりでも、合わせると上手くいかない。また、簡単なフレーズでも、リズムの取り方を二人で合わせるのも難しい。練習不足を痛感しつつも、本番に突入。

     本番当日は、パートナーのチェリストがひどい風邪。見ている方も体調が悪くなりそうなほど。体調不良で本来のチェロの音は出ないし、伴奏もミスがあった。しかし、個人的には、このような重厚な曲を演奏する喜びを知ることができた。

     ソロは、ブルグミューラー。子供のころ、アラベスクを弾けるのはひとつの目標だった。懐かしい曲である。この曲を演奏るにあたって、師匠からは「大人のブルグミューラーとして弾くこと」と言われた。

     ブルグミューラーは子供の発表会でよく耳にするまさに入門的な曲。短い曲が多く、メロディも分かりやすい。可愛らしい子供が弾くには、まさにうってつけの曲である。

     しかし、大人が弾く以上は、ちゃんと曲を理解して、ちゃんと聴かせるよう、という師匠からの指示。まあ、大人のブルグミューラーになったかどうかは別として、楽しく演奏できたからよしとしよう。



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