2012年8月26日 朝日楽友会「えすぷれし〜ぼ」第10回コンサート
浜離宮朝日ホール
ガーシュイン/ラプソディ・イン・ブルー
ドップラー/「アンダンテとロンド」からアンダンテ
モーツアルト/「フィガロの結婚」序曲
朝日楽友会の演奏会も10回目。ついに10年。最初は、朝日ピアノの会として、ピアノだけの構成だったのが、3回目からはアンサンブルを取り入れ、いつの間にか、大編成の曲もやるようになった。
よく続くなー、と自分でも思うが、まあ、たまにコンサートをやらないと、まったくピアノを弾かなくなるので、ちょうどよい。
今回は、ガーシュインのラプソディ・イン・ブルーを弾いた。
学生時代、もうピアノをほとんどさわらなくなった頃、テレビで山下洋輔がオーケストラをバックに、自由奔放にこの曲を弾いているのを、たまたま見た。
圧倒された。
同じように弾きたい、と思い、とりあえずCDを購入した。このCDは、もちろんラプソディ・イン・ブルーが収録されているのだが、ピアノソロだった。
CDを聴いて、また、圧倒された。
この曲を弾きたいという思いは、ますます強くなり、楽譜を購入した。楽譜を購入したのはいいが、難しい曲だし、そもそも2台ピアノの楽譜。どうやって一人で弾くのか・・・
適当に主旋律をつなげて、なんとか通して弾けるようになったのは、数ヵ月後。その後、何度か人前で弾くことあったが、今回は8年ぶりの演奏である。
山下洋輔のようにはいかないが、楽譜に捉われることなく自由に弾いた。楽譜にはない音やメロディも作ってつなげた。やりたいことが全部できたわけではないが、まあ、満足の演奏である。
アンサンブルのドップラーとモーツアルトは、いつものフルートとオーボエの構成。オーボエ奏者が結婚したので、ネタとしてフィガロの結婚をやったのだが、モーツアルトは難しい。軽やかに弾くのが本当に難しい。
ちなみに、学生時代に購入したCDのジャケットは、山下洋輔直筆のサイン入りである。数年前、山下洋輔のジャズライブに行って、サインをもらっただけでなく、一緒に写真もとってもらった。
山下洋輔さん、気さくでいい人だ。
