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2006年8月12日 朝日楽友会「えすぷれっし〜ぼ」第4回コンサート
浜離宮朝日ホール

ベートーベン/バイオリン・ソナタ第五番ヘ長調「春」第1楽章(フルート編曲版)
齋藤武範/MEMORIES
日向大介/Minami-Piano Piece of Sena
アルビノーニ/2つのオーボエのための協奏曲ヘ長調op.9-3

  •  浜離宮朝日ホールでのコンサートも今回で4回目だが、何度でも弾きたくなる最高のホールである。過去3回はスタインウェイを使用したが、今回はベーゼンドルファー。どちらも世界的に有名なピアノであるが、響きはぜんぜん違う。スタインウェイの方が、音に広がりがあっていいなぁ(選んだのは私ですけどね)。

     さて、演奏の方であるが、「春」はコンサート前に集中的に練習し、かなりのレベルまでもっていくことができた。が、本番はそう上手くはいかない。ピアノが走り必死にフルートがついてくるという感じ。ピアノの音量のコントロールができず、フルートの音がかき消され気味。うーん、またリベンジ曲がふえたなぁ。

     MEMORIESは、知人が作曲した曲。原型が分からないほど編曲したが、誰も知らない曲なのだから、音を間違えても関係なし。

     Minamiは、まあちゃんと弾けたのだが、後から聴いてみると、イントロの部分がめちゃくちゃ早い。自分の感覚と実際に出している音がここまで違うとは・・・

     そして、アルビノーニ。前回は1楽章だけだったが、今回は全楽章。1,2楽章はともかく3楽章はかなり練習不足。アルビノーニはバッハより前の人。その時代はピアノフォルテという楽器は存在しない。この曲だってもともとは室内楽。オーボエ以外の音(バイオリン、ビオラ、チェロ)をピアノ用に編曲したものである。

     たんたんと進む曲調は、ピアノにとっては地獄。やすむところがまったくないし、どこを弾いても同じようなフレーズ。ちょっとでも気を抜くとどこを弾いているのか分からなくなってしまう。1楽章だけならともかく全楽章になると、緊張感が持続しない。

     と思っていたら、やはり3楽章に致命的なミスをしてしまった。拍数を間違ってしまった。しかし、オーボエが見事なリカバリー。後で聞きなおしても、よく分からないほど。

     ありがとう! オーボエ2人組み!

     私以外の出演者も熱演が続き、このコンサートは大成功だった。お客さんもかなり入ってくれたし、大満足の1日だった。



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