2003年1月25日 第3回ニューイヤー・ウィーンオフ in 府中
府中の森芸術劇場 ウィーンホール
ガーシュイン/スワニー
昨年に引き続き、出演させてもらった。そもそもこのコンサートは、ウィーンものしか演奏してはならないことになっている。コンサートの最後は本場のニュー・イヤー・コンサートにちなんで、ラデッキー行進曲が演奏されるほど徹底している。
ただ、シュトラウスなどのウィーンものだけだと、出演者や演奏曲目が限られてしまうこともあり、ウィーンにちなんだ曲なら特別に許される。例えば、ベートーベンはウィーンに住んでいたことがあるのでOK、という感じ。
逆に言うと、ショパンはウィーンとは関係ないので、演奏が禁じられている。アマチュアのコンサートでショパンが禁止されているというのは、結構珍しいのではないか?
昨年出演したときは、このホールのピアノの素晴らしさに驚いた。今回は、出張と重なり、まともに練習できていなかったので、ガーシュインの短い曲を演奏することにしたが、まあ、ここのピアノを弾きたいがために無理をして出演したようなもの。
ところで、ガーシュインとウィーンはぜんぜん関係ないと思うかもしれないが、ガーシュイン、ガーシュウイン、ガーシュウィン、ガーシュウィーンと無理やりウィーンと読ませ、ウィーンと関係があることにして、主催者に了解してもらった(すごいこじつけだけど)。
演奏はたいした出来ではなかったのだが、思ってた以上にピアノの響きがよくなくて、感動しなかった。あまりにも期待が高すぎると、本当は素晴らしくても、いいとは思えない、という典型的な人間心理の状態だったのかも。