1999年3月13日
大分・東洋ホテル
ショパン/英雄ポロネーズ
ピアノの詩人と呼ばれるショパンは数多くの名曲を残している。英雄ポロネーズもそのうちのひとつで、ショパンを代表する曲でもある。携帯の着信音でもよく使われているので、誰もがどこかで一度は耳にしている曲である。
難易度の高い曲ではあるが、大好きな曲なので練習していた。ちょうどその頃、学生時代の友人から結婚するという連絡が来て、披露宴でピアノを弾くことになった。
さて何を弾こうか。披露宴にふさわしい曲を選ばなければ。
私「何かリクエストは?」
友「何でもいいよ」
私「だったら、今練習中の曲を披露するぞ」
友「うん、それでいいよ」
私「いや、この曲は長いし、難しいから間違えると悪いし・・・」
友「別に気にしないからいいよ」
私「披露宴で弾くような曲じゃないんだけど」
友「それ弾いて」
冗談が本当になってしまった。しょうがない、やるしかない。
結婚式は食事も出ればお酒も出る。酔っ払っての演奏ほど悪い結果が出るものはない。集中力がなくなり、どうでもいいや〜という感じ。こんな演奏がビデオに納められて、新郎新婦の思い出になると思うと情けなくなる。
演奏後はすぐに自分の席に戻ることになっていたのだが、司会者からスピーチを求められた。このスピーチは大うけ。なんだかな〜。