高田屋 （2005年の食レポートです）
池袋高田屋はチェーン店なので、いたるところにある。南池袋店は確か99年か00年にできた比較的新しいお店である。
普通の居酒屋なのだが、家から近いのでよく行っていた。ここにＫちゃんという、Ｇ大学の女の子がバイトで働いていて、このＫちゃんは看板娘だった。可愛くて、サービスもよく、バイト仲間からも尊敬されていた。
当時、池袋店は他の高田屋より確実に美味しかった。当時の店長はとても厳しい人だったらしい。店長が嫌で１日でバイトを辞めた人もいる。しかし、客から見れば、サービスが行き届いたいい店長だった。
このお店、Ｋちゃんが就職していなくなり、さらに店長も他の店に移って、明らかに味が落ちた。味が落ちただけでなく、店の雰囲気や働いている人の態度も悪くなった。Ｋちゃんがいたころは、満席で入れなかったこともあるが、今や、金曜の夜でさえがらがら。
客は正直である。
2004年、高田屋は潰れた。まあ、あれだけ客が入っていなければ、潰れるのは当然である。一時は満席で入ることすらできなかったお店が、店長が変わってＫちゃんがいなくなると、２年ももたなかった。
やはり、味がすべてなのである。