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 池袋ラーメン戦争

 先日の日曜日、行列ができているお店を発見した。ちょうど昼時だったこともあるだろうが、かなりの行列。ラーメン屋らしい。大通りからちょっと引っ込んでいるところなので、家のすぐ近くなのにまったく気付かなかった。今度の休みにでも行こうと思っていたら、朝、はなまるマーケット(元しぶガキ隊リーダーの白々しい笑いが魅力の情報番組)で紹介されていた。

 池袋ラーメン特集というもので、光麺、じゃんがら、無敵屋、玄武、そして私が知らなかった行列のお店・二天が紹介された。光麺は96年、じゃんがらは98年、無敵屋は99年にオープンしたそうだ。老舗だと思っていたけど、最近のお店だった。

 玄武は02年7月、二天は同8月のオープン。二天は、豚肉は女性やお年寄りにも食べやすく針で千回も突いてやわらかくしているという。そして魚の味がするスープが人気だと紹介されていた。

 というわけで、行ってきた。夜は混むだろうので、17時に行く。すると、すでに行列が。よーく見ると、夜は17時30分からの開店。ちなみに、このお店、昼が11時30分〜14時30分、夜が17時30分〜21時30分まで(だったと思う)。

 私はこのように時間制限をするお店が大嫌いだ!

 閑古鳥が鳴いているお店なら経費削減のため営業時間を調整するのも頷けるがが、行列が出来ているのに何も対応しないのは、必要以上に敷居を高くして差別化を図ろうとする経営者の怠慢と奢りが感じられるかだら。

 オープンまで時間があるので、近くの100円ショップに寄って、開店時間10分前に戻ったら行列が延びている。ちなみに、このお店は周りの住民との調整結果なのだろう、店の前に長い行列を作ることができないらしい。店の前には「これ以上後ろには並ばないで下さい」という看板も立っているし、行列を整理するための鎖も歩道に設置している。

 私はその看板の直前に並んだ。すると、店員が来て「これ以上後ろに並ぶと経営ができなくなるんですよ」と言う。私が、「だったらここらへんをウロチョロして並びなおせばいいのか」と聞くと、このアホ店員、顔をしかめるだけ。「詰めれば一人ぐらい前に入れるだろう」と言うと「では、このままお並び下さい」。

 その後、新しい客が来るたびに「経営が出来なくなるから並ばないで下さい」の一点張り。お客さんは、並ぶなと言われても遠くに行くわけではないので、5〜10メートル離れた場所で適当にたむろっている。

 これじゃあ、何の意味もないじゃん! こっちの方が住民迷惑じゃん!

 そして、ご丁寧にも、お店がオープンして行列が進むと、たむろしているお客さんに向かって「どうぞ、並んでください!」。アホか。

 さて、お店は10人しか座れない小さなつくり。メニューも非常に少ない。私はテレビで紹介されていた、最も人気のある「豚なんとかラーメン(名前忘れた)」というのを注文。850円。豚肉と焼き卵が入っている。スープの味は魚。香りはヒレ酒のそれと同じ。豚肉は千回も針で刺した割には硬い。卵は普通のゆで卵で同じ味。

 う〜ん、行列ができるほどのお店か? 光麺や無敵屋の方がずっと美味しい。魚の味と香りがするラーメンは確かに珍味だが、好き嫌いが分かれそう。

 営業時間限定だから、たまたまお腹が空いているときに、たまたまお店の前を通ったら、たまたま空いていたというときにしか行かないだろうなぁ。

 ちなみに、行列整理していた店員はアホ面だったけど、お店の中では活気があり悪い雰囲気ではない。私がお店を出るときは、数名しか並んでいなかったので18時ぐらいが狙い目か?

 それにしても、何故、池袋はラーメン戦争なの?

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