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 超高級? オムライス

 2006年10月14日、ピアノサークル「麗しきピアノの調べ」の8回目のコンサートが原宿で開催され、ベートーベンの「春」で出演した。この曲は、それなりに弾きこんでいたので余裕をかまして、リハもそこそこに、腹ごしらえをすることにした。

 コンサート会場から原宿駅に向かって歩くが、なかなか適当なお店がない。ちょうど駅前で、呼び込みをやっているイタリアン料理のようなお店があったので入ることにしたが、ここがとんでもない店だった。

 原宿駅前のビルの地下にあるこの店は、中はかなり広く、木材をうまく使った造りではあるが、どこにでもありそうなレストランって感じ。

 店員がメニューを持ってきて、オムライスが美味しいですよ、というから見てみると、なんと2,500円!

 他のメニューも一番安くて1,980円!

 なんじゃ、こりゃ! のびっくり価格である。

 メニューをよく見ると、卵はどこどこの何を使って、米はコシヒカリ、野菜は・・・などなど、いかに贅を尽くしているかを書いている。

 すごいのは分かった。しかし、昼飯で2,500円はちょっと高すぎないか?

 まあ、オムライスには自信があると店員が言うのだから美味いのだろう。清水の舞台から飛び降りる気持ちで注文することにした。

 注文すると、

 「アルコール類などはよろしいですか?」

 いるかっ! ぼけぇ〜 金がないんじゃ! それに演奏前に飲めるか!

 飲み物は料理に付属している紅茶で十分です。

 同席した人が、「紅茶をコーヒーに変更することはできますか?」と聞くと、

 「コーヒーは別料金になります」

 速攻で、「じゃあ、いいです」

 料理を待っていると、いかにも原宿にたむろしてそうな、ちゃらちゃらした女の子3人が入ってきた。

 この子たちは、高額な昼飯を食うのか、どこからそんなお金が出てくるのか、援交でもしているのか、と思っていたら、メニューを見てすぐにお店を出て行った。

 そうだろうな〜、高級ホテルのランチでももっと安いメニューがあるもんな〜

 さて、料理の方だが、美味い。卵が厚くてご飯も舌触りがよい。

 って、当たり前じゃん! 2,500円のオムライスなんだから!

 量が少ないのも、いただけない。

 まあ、味はいいのだけど、費用対効果はイマイチ。宝くじにでも当たったら、また食べに来よう。

 お店を出ると、看板に「創業xxxx年、卵は・・・」といかに素材がすごいかをアピールしていたが、どこにも料金は書いていなかった。

 同席した人いわく、「入るときチラッと看板をみたら、料金が書いてなかったから怪しいと思ってたんだよなー」

 入る前に言ってくれ、頼むから・・・

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